I.W.HARPER Gold Medal
2015/08/18
初バーボンウィスキーがこのI.W.HARPERでした。
もう20年以上前ですが、おぼろげに飲みやすいという印象が残っています。その頃はスコッチ系のウィスキーは飲みにくい印象しかなく、それと比較してこれなら飲めるということだったのでしょう。通常バーボンは主原料のコーンが51%以上80%未満であることが条件のはずなのですが、86%もコーンを使用しているのでスムースで甘く飲みやすい仕上がりになっているのかも知れません。(厳密にはコーンが80%以上なので定義としてはコーンウィスキーになるのでは・・・などと素朴な疑問を持ってしまいます)
I.W.HARPERはバーボンウィスキーの中では有名で歴史については多くのサイトで語られています。「1877年にユダヤ系ビジネスマンののアイザック・ウォルフ・バーンハイム(Isaac Wolfe Bernheim)によってケンタッキー州ルイヴィルでバーンハイム醸造所として創業され、ブランド名のハーパーという名前はバーンハイムの親友のフランク・ハーパーに由来していて、1885年のニューオリンズの万博で金賞を受賞したのでゴールドメダルという名前も冠しています。」などと・・・日本ではキリンが販売していて日本向けホームページもあるのですが、醸造所や製法、こだわりなどが伝わってくるサイトが探しても無いのです。このブランドは現在は、ユナイテッド・ディスティラーズ&ヴィントナーズ社(United Distillers and Vintners)に所有されていて、このUDVの前身は黒ビールで有名なギネス社のスピリッツ部門のUD社です。
私の想定ですが、I.W.HARPERという儲かるブランドとレシピを大きな企業が継承して、ワイルドターキーのような手作り感覚はもはや無くなってしまっているのではないでしょうか?
1989年の日本のCMだそうです。
味と香りは・・・
はちみつのような香り、カラメル的な甘い香りが先立ちそのあとでアルコール香とともに穀物のような香りもします。色は琥珀色、アルコール度数は40°なので軽い口当たりです。口に含むとクセの少ないバーボン特有の味と甘さが心地良くスムースに飲めます。スコッチのシングルモルトのような様々な香りや味が混ざり合った複雑さはなくて、シンプルな味わいだと感じました。
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